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初マルケス

初マルケス_e0098202_16592116.jpgでした。「百年の孤独」でノーベル文学賞をとったガルシア マルケスの21世紀初の著作です。

今まで存在は知っていたものの、読むのは初めてでした。どこかで誰かが書いていたように、上質なチョコレートを少し齧ったような読後感。

いわゆる「美しい」話ではないのですが、描かれる世界はどこか透明な孤独感を感じさせる筆致で、静かな余韻の残るいい小説でした。うふう。

実は今回マルケスの本を手に取ったのは、その装幀の美しさがきっかけでした。特にそのカバーに使われた絵がとても印象的で、そのチョイスにうならされます。むむむ。

カバーデザインにおいては、特にイラストにデザイン「させらる」ことがしばしばあります。能動的にデザイン「する」のではなく、「させられる」感があるのです。

よくマンガ家や小説家が「キャラクターが勝手に物語をつくりだす」という種類のことを言ったりしますが、その感覚に近いのかもしれません。もちろん、僕がその域に達してるなんてこたあ、まだ無いのですが。。。

あ、でも昨日もそういう経験をしました! 誰に勧められるわけでもないのに、勝手にビール注文しつづけ、まさに無意識に飲ま「させられる」感覚。。。僕の意思とは関係なくグビグビと。。。いや、関係あるか。。。反省してます。。。
by tami_hit | 2006-11-22 17:29


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