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佐藤雅彦「砂浜」

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さきほど、読了しました。
クリエイティブディレクターとして有名な佐藤雅彦さんの著作です。
現在は慶応大学の教授をなさってます。

クリエイターの先輩として大好きな方でしたし、手がけられた広告も夢中で拝見してました。
でもまさか、佐藤さんと「戸田」で繋がるとは思ってませんでした。

「戸田」は「へだ」と読みます。埼玉の「とだ」ではありません。
全然知りませんでしたが、彼は戸田の出身だったんですね。
戸田は西伊豆の小さな村です。

父親の勤め先である大学の寮があり、夏はもちろん、夏以外は船釣りをしに何度となく遊びに通ってました。まさに第二の故郷といったところです。管理人の浜野さんや釣り船の野田さんは元気かな。。。

そんな感慨はともかく、「砂浜」はそんな戸田が舞台の小説です。地元ッ子の主人公が戸田を舞台に繰り広げる日常を綴ったものですが、僕の個人的な体験とも繋がり、とっても不思議な気持ちです。まさに追体験。

きっと私が戸田でアホみたいに遊びまくっていたころは、佐藤さんはもう社会人だったのでしょうから(佐藤さんと僕は実年齢で20歳以上違うのです)、邂逅はなかったと思いますが、同じように砂浜で遊び、海に潜っていたのかと思うと勝手に感慨深いです。

仕事の質の高さは僕とは比べ物にならないとはいえ、同じクリエイター同士なんらかの縁を感じますし、またこの高見に向かって精進したいと改めて感じ入った次第です。
負けるもんか!

次の休みは戸田ツーリングだな、こりゃ。
by tami_hit | 2006-10-18 14:07


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